2023年2月にアワガミファクトリーの「びざん 純白 (厚口)」を使ってグループ展示に参加しました。
普通の光沢紙や半光沢、マット紙も良かったが、和紙を使っている方は少なかったので、和紙を使い写真展をどうしてもやってみたかったのです。
結果的には、和紙でプリントして正解でした。インクのりや発色も良かったので、広い空間の展示でもかなり光に負けることなく、展示することが出来ました。
和紙の質感やインクのりも良くて最高でした。
この記事では、和紙を採用した理由と展示したときの様子を書いていきます。
和紙を採用した理由
写真をゆっくり見て欲しかった
これは個人的な見解ではあるが、SNSなどが普及して1秒も満たないスピードでスクロールし、写真を見るというよりは、私も含めて見飛ばしている感じで見る方が大半だと思います。
なので、せっかく写真展に足を運んで頂いたのだから、和紙独特なふわっとした描写を楽しんで欲しかったのが一番の理由です。
後述するが、和紙の表面の凹凸が一枚一枚が違うのと、インクの滲みも独特なので、スマホやパソコンのディスプレイでは決して味わうことは出来ません。
そんな思いを込めて、アワガミファクトリーの和紙を採用しました。
ふわっとした独特の雰囲気が良い
アワガミファクトリー「びざん 純白 (厚口)」はテカリもないので、光の影響を受けにくく落ち着いて見ることが出来ます。
インクのりや発色も良いし、和紙独特の滲みもあり、他のプリント用紙にはないふわっとした描写を楽しむことが出来ます。
カリカリ描写のデジタル写真でも和紙にプリントすると、優しい写真になります。
スマホやパソコンでは感じることの出来ない描写になるので、懐かしいフィルムの様な雰囲気を出してくれるのも選んだ理由の一つです。
私はデジタルカメラとフィルムカメラで撮影した写真を展示しましたが、デジタル写真は、優しい雰囲気の写真へ。フィルム写真は、より優しくフィルムらしい曖昧さを残したプリント写真になります。
こういった写真は、SNSではいいね!は付くこと少ないと思うが、リアルで見るとその良さを確実に感じることが出来ます。
アクリル板を装着して展示してしまい、テカリもあり和紙の質感が半減してしまったので、そこは失敗でしたが、展示した写真をアップしますね。
和紙を使う人が少ない
いろいろな写真展に足を運んだが、インクジェットプリンターで和紙をプリントしている方は少なかったので、写真展の宣伝のためにも使ってみたかったのです。
グループ展示で一緒したもう一人の方は、半光沢、光沢紙を推していたが、和紙の良さを何とか伝えて了承して頂きました。
人と違うことをやってみたい性格なので、自分が良いと思ったものを試してみたくなってしまうのだから仕方ないですね。
お客さんから好評でした
アワガミファクトリーの「びざん 純白 (厚口)」を採用し結果的には、正解、成功でした。
実際に、写真展に足を運んで頂いた方からは、「すごく良い写真だ」「紙の質感も良いね」「なんだか絵みたいな写真だね」「お店に頼んでプリントしたの?」といったお声をもらうことが出来ました。
プリンターのEPSON SC-PX1Vが出力のクオリティーが良いということもあるが、やっぱり和紙とモノクロの良さがすごく良かったと感じています。
当初の目的であった、ゆっくり写真を見て頂く、ということも達成できたので、写真展は成功したと感じています。
まとめ
初めての写真展で、アワガミファクトリーの和紙を採用してすごく良かったと感じています。
作品によって合う合わないはきっとあると思うので、どんな作品にしたいかで選択していきたいと思います。
モノクロで作品作りをしている私には、和紙は最適な表現するためのプリント用紙なので、これからも使っていきたいと思います。
それでは、良いプリントライフを!
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