Velvet Fine Art Paperの特徴
実際の質感・厚さ・テカリ
質感 | マット特有のサラサラな質感 |
厚さ | 0.48mm |
坪量 | 260 g⁄m2 |
白色度 | 94% |
コットン | 100% |
対応プリンター | インクジェット |
プリンター設定 | Epson:フォトマット |
「Velvet Fine Art Paper」は、EPSON プリント用紙のファインアート紙の一つです。
価格もちょっと高めではあるが、写真を印刷したときのクオリティーは最高です。EPSONの純正用紙とプリンターの相性も良いです。
印刷面のは真っ白となっており質感もサラッとしています。「Epson フォトマット紙・フォトマット顔料専用」と比較しても大差ありませんでした。
裏面は、印刷面よりもツルルツした質感で、紙の皺もちょっと多いめに感じました。色合い真っ白なので、見た目だけでは印刷面と区別をつけるのは難しいので注意が必要です。
しっかりとした厚さなので、用紙が反ってしまうこともありません。と言いたいこところではあるが、保存方法によっては反ってしまう可能性もあるので注意して下さいね。
「Velvet Fine Art Paper」と言ってもマット紙なので、光沢紙のようなテカリはありません。
デジタルノギスでは、0.4mmと表示されています。厚紙に分類されるので、プリンターで印刷するときは、各プリンターの給紙方法に従って下さいね。
販売している用紙サイズと枚数
「Velvet Fine Art Paper」のサイズはA4からA 2までしかなく、小さいサイズがないのがちょっと残念なところではあります。
同封されている枚数も少なめなので、購入時には確認して下さいね。
用紙サイズ | 枚数 | 型番 |
---|---|---|
A4(210×297mm) | 10枚 | KA410VFA |
A3(297×420mm) | 10枚 | KA310VFA |
A3 ノビ(329×483mm) | 20枚 | KA3N20VFA |
A2(420×594mm) | 25枚 | KA225VFA |
Velvet Fine Art Paperを印刷・プリントしたときの発色や反射
今回の試しプリントのサイズは、A 4サイズです。
EPSON SC-PX1Vを使用し、顔料インクにて印刷しています。
- 発色:
- 画質:
- ツヤ:
- 高級感:
- 気品:
カラー
さすが、「Velvet Fine Art Paper」というべきかインクのりや色の発色は最高です。コントラストは高めです。
マット紙なので、テカリもなく全体的に落ち着いているので、スッと目に色が溶け込んでくるように馴染んできます。
特に、青のグラーデーションの階調性も良く、しっかりと表現されています。くすんでしまったり極端に暗くなったりしないのも良いですね。
マットや和紙はインクが滲みやすいが、細かい描写もインクが滲んで潰れることなく、しっかりと印刷されています。
モノクロ
「Velvet Fine Art Paper」がマット紙のもあり、モノクロ印刷が最高に良いです。社外品よりも若干、コントラストは高めで印刷されます。
テカリがない分、カラーと同様モノクロでも目に優しくインクが溶け込んでいくような感じで、しっかりと写真を捉えることが出来ます。
インクが滲むこともないので、猫ちゃんの毛やヒゲといった細かいところやガラス越しに反射するフワッとした光もしっかりと表現されていますね。
ブラック、グレー、ホワイトの階調性もすごく良いです。特にグレーの表現がしっかりと表現してくれるので、モノクロ印刷が綺麗に出来ます。
光の反射とテカリ
「Velvet Fine Art Paper」はマット紙なので、光の反射やテカリは少ないです。
なので、写真展や部屋に展示していても光の影響を強く受けることがないので、光が強い場所に飾っても楽しむことが出来ます。
Velvet Fine Art Paperと絹目調と光沢との比較
EPSONの「Velvet Fine Art Paper」と「絹目調(半光沢)」、「クリスピア(高光沢)」を比較してみます。
光沢がない「Velvet Fine Art Paper」と光沢が抑えられた「絹目調」と光沢を全面に押し出し高級感がある「クリスピア」とでは、同じ写真で印象が違って見えます。
作品によって、プリント用紙を変えると楽しいので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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