ピクトリコプロ・セミグロスペーパーの特徴
実際の質感・厚さ・テカリ
質感 | しっとりしておりツルツル |
厚さ | 295μm |
坪量 | 285g/m² |
白色度 | 100% |
対応プリンター | インクジェット |
プリンター設定 | Epson:フォトマット Canon:光沢ゴールド hp:アドバンスフォト用紙 |
「ピクトリコプロ・セミグロスペーパー」は半光沢紙の印画紙をベースにしたプリント用紙です。
EPSON 写真用紙 絹目調とピクトリコプロ・ソフトグロスペーパー同じようなプリント用紙ではあるが、質感は微妙に違いがあるのが面白い用紙の一つです。
ソフトグロスペーパーに関して後述しますので、チェックしてみて下さいね。
印刷面は、コーティングされているので、若干の光沢感としっとり感があります。さらっとしておらず、良く触るとしっとりとしている印象を受ける不思議な用紙です。
裏面は、画用紙のようにサラッとしていおり、光沢感もないので、印刷面と間違うことはありません。
厚紙の部類に入るので、プリント用紙が反ってしまうこともありません。
半光沢紙だけあって光の反射やテカリは少なめの仕様となっています。
デジタルノギスでは、0.2mmとなっています。公式ホームページでは295μmと記載されているので、近い数値です。
販売している用紙サイズと枚数
「ピクトリコプロ・セミグロスペーパー」のサイズ展開は幅広いので、作品作りからプレゼント用の用紙にぴったりです。使う頻度は少ないかもしれないが、A2サイズは注意が必要です。
用紙サイズ | 枚数 | 型番 |
---|---|---|
L判 | 120枚 | PPS200-L/120 |
ハガキ(100mm×148mm) | 20枚 | PPS200-HG/20 |
2L(127mm×178mm) | 50枚 | PPS200-2L/50 |
A4(210×297mm) | 20枚 | PPS200-A4/20 |
A3(297×420mm) | 20枚 | PPS200-A3/20 |
A3ノビ(329×483mm) | 20枚 | PPS200-A3+/20 |
610mm×15m | – | PPS200-2449/3 |
1067mm×15m | – | PPS200-4249/3 |
ピクトリコプロ・セミグロスペーパーを印刷・プリントしたときの発色や反射
今回の試しプリントのサイズは、2L判です。
EPSON SC-PX1Vを使用し、顔料インクにて印刷しています。
- 発色:
- 画質:
- ツヤ:
- 高級感:
- 気品:
カラー
全体的にインクのりも発色も良く、コントラストは高めです。
青のグラデーションのしっかりと表現されています。コントラストは高めではあるが、青が濃い過ぎたりもなくバランスの良い発色です。
細かい部分もインクが滲んでしまったり潰れてしまったりすることなく、しっかりと表現されています。
「ピクトリコプロ・セミグロスペーパー」は、良くみるとザラつきがあるような反射があるが、質感はサラッとしています。
モノクロ
カラー印刷と同様、全体的にコントラストは高めではあるが、被写体がくっきりとメリハリがある写真を印刷することが出来ます。
カラーよりもモノクロ印刷にぴったりだと感じています。
猫ちゃんの細かい毛やヒゲもインクが滲んでしまうこともなく、しっかりと表現できています。
ブラックからグレーに移行するグラデーションの階調も良く、ブラインドのディティールも保たれています。
光の反射とテカリ
光の当て方によっては、盛大に反射やテカリはあるが、基本的には反射・テカリは控えめです。個人的には、ザラつきがあるように見える反射が好きです。
セミグロスペーパーと光沢の高光沢との比較
「ピクトリコプロ・セミグロスペーパー」とELECOM 写真用光沢紙 バリュー(光沢)とEPSON 写真用紙クリスピア(高光沢)を比較していみました。
光の反射やテカリは半光沢の方が少なく、写真としてゆっくり見ることが出来ます。これも好みの世界になってしまうので、自分の表現に合ったプリント用紙を選びましょう。
同メーカーのソフトグロスペーパーと比較してみると、セミグロスペーパーの方が、ザラつきのある光の反射が印象的ですね。
コントラストも高めで発色も良いので、モノクロ印刷を楽しみたい方は、セミグロスペーパーがおすすめです。
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