ピクトリコプロ・ホワイトフィルムの特徴
実際の質感・厚さ・テカリ
質感 | 光沢紙特有のツルツルさらさら |
厚さ | 185μm |
坪量 | 260g/m² |
白色度 | 96% |
対応プリンター | インクジェット |
プリンター設定 | Epson:フォトマット Canon:光沢ゴールド hp:プレミアフォト用紙 |
「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム」は、プロシリーズの光沢紙です。
EPSONで言えば、高光沢紙のクリスピアに相当するプリント用紙の位置づけになります。
印刷面は、光沢紙特有のツルツルテカテカになっており、クリアな感じになっています。
傷が付きやすいので、取り出すときや保管するとき気をつけて下さいね。
裏面は、印刷面と同様にツルツルテカテカとなっていて、パッと見だと分かりづらさはあるが、印刷面よりもくすんでいます。
しっかり見る必要はあるが、印刷面と区別する要素の一つにしています。
薄紙に相当するプリント用紙ではあるが、紙が反ってしまうこともありません。
印刷面と区別するためにプリント用紙の一部の角が切り取られています。これが、右側にくるようにすれば印刷面が上になります。
光の反射やテカリはあり、普通の光沢紙と変わりないように感じます。
デジタルノギスでは、0.1mmと表示されており、薄紙に相当するが、紙質はしっかりしています。
販売している用紙サイズと枚数
「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム」のサイズ展開は少なく、オーソドックスの写真用紙のL判、2L判用紙がありません。
なので、購入するときは注意して下さいね。
用紙サイズ | 枚数 | 型番 |
---|---|---|
ハガキ(100mm×148mm) | 20枚 | PPF150-HG/20 |
A4(210×297mm) | 10枚 | PPF150-A4/10 |
A3ノビ(329×483mm) | 10枚 | PPF150-A3+/20 |
610mm x 12m | – | PPF150-2439/2 |
1067mm x 12m | – | PPF150-4239/2 |
ピクトリコプロ・ホワイトフィルムを印刷・プリントしたときの発色や反射
今回の試しプリントのサイズは、ハガキです。
EPSON SC-PX1Vを使用し、顔料インクにて印刷しています。
- 発色:
- 画質:
- ツヤ:
- 高級感:
- 気品:
カラー
「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム」のインクのりや発色が良くカラー印刷にすごく適しています。
いろいろの光沢紙を使ってみたが、どの光沢紙よりも透明感があります。
公式ホームページで謳っている通り、黒やシャード部分の表現が良いので、メリハリのある印刷をしてくれます。
青のグラーデーションもしっかり表現されています。シャード部分が強調されるのか、青はより深い青に感じます。
細かい部分でもインク潰れなどもなくしっかりと印刷されています。
モノクロ
公式ホームページの通り、シャード部分の質感が向上していることもあり、黒の発色も良いです。
以下の写真よりもコントラストは低いではあるが、癖のないモノクロ印刷をすることが出来ます。
良くも悪くもフラットな感じなので、個人的にカラーの方が合っているように感じます。
猫ちゃんの細かい毛やヒゲもインク潰れなくしっかりと印刷されています。
グレーの部分の階調も良く、インクの滲みもないのでディテールは保たれています。
光の反射とテカリ
「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム」の光の反射やテカリは、普通の光沢紙と同様にあります。
光の入り方によっては、薄っすらと柔らかい反射になります。
ピクトリコプロ・ホワイトフィルムと光沢のフォトマット紙との比較
「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム」と「EPSON 絹目調(半光沢)」、「EPSON クリスピア(高光沢)」を比較してみました。
高光沢のクリスピアの方が、光の反射やテカリは強く感じますね。それから、同じ光沢紙でもメーカーによって、光の反射やテカリも違うので、印刷したい写真に合わせて選べたら良いですね。
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